CESC 60周年記念誌「Jump to the furure!」
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78基礎科修了式(2003年)CESC45周年記念イベント特別対談「これまでの私、そして今」左から大須賀発蔵氏、末松歩氏、繁田千恵氏(2008年)2004(平成16)年、地方自治体への協力事業として「悩みごと相談」の受託が始まる。同年の総会イベントでは映画『千と千尋の神隠し』の上映および武田光世による心理学的考察が行われた。「体験を語る~より良き支援を求めて」開催2005(平成17)年、TCSNI研修科Ⅰ昼クラスを開設。 特別企画として清水幹夫・諸富祥彦のジョイントワーク(BEG)が行われる。同年の総会イベントでは、1994年に発生した松本サリン事件の被害者である河野義行氏による特別講演会「体験を語る ~より良き支援を求めて」を開催した。4月にはJR福知山線で脱線事故があり、107名が死亡。遺族の心のケアが呼びかけられた。 2006(平成18)年、役員・事務局が新体制に改変。総会イベントでは、地下鉄サリン事件被害者の会で代表世話人役を務める高橋シズヱ氏を招いての特別講演会「体験を語る~より良き支援を求めて」が開催された。 翌2007(平成19)年のオープンスクールイベントは、「カウンセリングを学ぶ~日常生活にいかす心理学~」。松原達哉会長による講演、TCSのOB赤森昭代と岡田弘子による体験ワークが行われた。TCSが45周年を迎えた2008(平成20)年、記念イベントとして顧問・大須賀発蔵、理事・繁田千恵による特別対談「これまでの私、そして今~人生にカウンセリングマインドを生かす~」を開催。司会は理事長の末松渉が務める。2000(平成12)年の法人化後、TCSを含むCESC活動は、社会教育・臨床・サポート・研究調査の3部門を軸に活発に行われた。2006年度(平成18年度)の活動報告によれば、社会教育部門の基礎科は昼間部11名、夜間部14名でスタートし、1年間32コマの修了者は22名。短期集中型の単位認定講座である専科・研修は講座数20、受講者数合計は373名で修了者は270名となっている。臨床部門の「セスク相談室」は新規申込件数68件(前年57件)、面接回数584回(同606回)。サポート部門の「子育て応援事業・お母さんの心のサポートライン」(無料電話相談)は、年間322件(前年385件)で、うち新規相談が95件(同123件)となっている。2009(平成21)年には、CESCの部門を「教社会教育・臨床・サポート・研究調査3部門を軸に活発に活動震災の年、「災害ボランティア~被災地の今に寄り添う」

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