CESC 60周年記念誌「Jump to the furure!」
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7NPO法人カウンセリング教育サポートセンター理 事 手打 寛規 (弁護士) 私とCESCのお付き合いは、平成14年4月に当時開講していた基礎科に入学した時に遡ります。弁護士になるために司法試験に挑戦し、何とか合格した後に、犯罪被害者の支援がしたいと考え支援活動について調べていたところ、偶然にも頼住孝子先生にお会いし、支援するにはまず勉強と、CESCへの入学を勧められました。 当時の基礎科は賑やかで、毎週楽しみにCESCに通っていたことを思い出します(毎週のように飲み会していたような……)。特に合宿は忘れられない思い出です。勉強になりましたし、何より楽しかった。当時の事務局長は現理事長の笈田さんでした(笈田さんとはそれ以来のお付き合いになります)。 私は、平成15年から弁護士となり、対人援助職に就きました。まだ、25歳だった右も左も分からない若輩者にとっては、CESCで学ぶ「話を聴く」という行為の意味や、「相手と理解し合う」ということの意味が道標となりました。恩師である大沢先生には本当に感謝しかありません。また、当時はCESCの色々な活動にも参加させて頂き楽しい思い出ばかりです(笈田さんとチームを作って学会に参加したこともありました。あの時は仕事休んで出張して楽しかったです)。 その後、しばらくCESCとは疎遠になっていましたが、平成28年の新役員体制への移行にあたり、笈田さんからお誘いを頂き運営理事に就任しました。以来、運営理事として約6年間関与を続けさせて頂いております。 この6年間は、CESCの立て直しからコロナ対応と盛り沢山で、NPO法人という公益目的の団体の運営、事業継続について考える良い機会になりました。私は、私なりの考えでCESCの運営に関与させて頂いておりますが、現・理事長の笈田さん、他の運営理事の皆様のためになっているのか正直自信はありません。しかし、少なくとも、私にとっては、良い成長の機会を与えて頂いたと思っており、本当に感謝です。 以上、私とCESCの関係を振り返ってみますと、私の社会人としての人生には、常にCESCと笈田さんがいたんだなあと思うのと同時に、CESCとその関係者の皆様が、私という人間の成長に大きな影響を与えてくれたのだと思い至ります。 私もまだまだ現役ですので、あと、20年、30年……CESCとともに成長していけるように、自己研鑽しつつCESCをサポートしていきたいと思います。引き続き、宜しくお願い致します。CESC創立60周年にあたって

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