CESC 60周年記念誌「Jump to the furure!」
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58笈田 TAは統合的にやっていく、統合していっているというところがすごく大切だと思います。そこはTAを学ぶことのアピールになるでしょうね。藤井 「I’m OK,You are OK」というスーパービジョンがものすごく活用されていて、それはその契約がしっかりしている元にもなっていると思います。笈田 CESCは元々パーソンセンタードで、繁田先生も最初はパーソンセンタードをやっていました。CESCの2本柱は、パーソンセンタードとTA。理論を利用するのではなく、TAを使ってサポートに入ることができていくといいと考えています。そういう意味では、カウンセリングの定義が曖昧になっていることをちゃんとしていくべきとも考えています。藤井 そこはすごく必要だなと思いますね。関 そして同じTAだけれども、学派などの違いなども伝えられて、TAの輪がもっと広がっていくといいなと思います。笈田 そういう意味では、関先生がやってくださるTAによるカウンセリング講座が良い人間関係を目指してという感じは面白そうですね。藤井 私もベースがCESCだったので、その流れでTAにたどり着いている。室城 最近知ったことですが、TAを学んでいる海外の先生たちはゲシュタルト療法を学んでいる人が多いです。ファニタ・イングリッシュってフリッツ・パールズのお弟子さんだったんです。フリッツ・パールズとエリック・バーンが同じ時代に生きていたから、リチャード・アースキンもフリッツ・パールズに学んでいる。そういう意味でTAをやっている人はゲシュタルトを学んでいたのに、TAだけ分離してしまうのが自分からすると残念だし、危機的な気持ちになる。TAとゲシュタルト療法を学んでいってほしいですね。藤井 海外の先生はすごくそういうところは自由ですよね。笈田 必要なことは使いましょうっていうところですね。室城 いろんな心理学をベースとして学んでいるんだと思います。笈田 いろんな場面で別にTAといわなくても、バックに持っていて、使っていける。ゲシュタルトも、ということですね。そういう方向を目指して頑張っていきたいと思います。楽しみです。ありがとうございました。CESCにおけるTAの方向性

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