CESC 60周年記念誌「Jump to the furure!」
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50発展させていきたいし、評価して新たなものを作っていけたらいいなと思っています。小林 私はこのコースに関わり、いろんな刺激を受けて、いい機会だなと改めて感じることができて良かったです。ありがとうございます。よろしくお願いします。吉原 私はこのコースの、というかPCAの意義について考えていました。最近は、コミュニケーション能力というような「何かができるようになる」ということに意識が行きがちなところがありますが、ネガティブケイパビリティのような部分を身につけられるのがこのコースの良さ。頭だけでなく身体で体験できるのもこのコースの魅力かと思います。心配な部分としては、オンラインでの開催ということ。オンラインと実際に会うのとではまた違う部分があるというところで、挑戦的な取り組みになると思っています。辻 難しいとか、わかんないなとか、不安だなって思ってらっしゃる方がもしいらっしゃったら、そういう思いも持ち込んで一緒にやれたらなと思っています。村里 これから先、パーソンセンタードのセラピストとしてやっていきたい方、すでに経験を積んでいる方でも、もう1回おさらいし直すという意味でもおすすめだと思います。再体験で身につくものは、初心者のときに学んだことよりももっと深いレベルで体験できるので、メンテナンスはやっぱり必要です。 国家資格ができて、認知行動療法的な方向に行きがちだけど、やっぱり根本的なところでパーソンセンタード的な態度があれば、より安全でより深い結果につながると言えそうな感じがします。諸富 カウンセリングを勉強し実践している方もたくさんいると思うんですけど、何を拠り所としてカウンセリングをしているか、それがしっかり定まっていない方も多いと思うんです。このコースに参加していただき、パーソンセンタードのトレーニングをしっかり受けることで、「自分のカウンセリングのベースはパーソンセンタードである」と言える人が増えていく。そんなコースを提供できればいいなと思っています。笈田 とても白熱したお話になりました。ありがとうごさいました。

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