33マイク眞木さんライブリハーサル風景テクニカルサポート角山 洋平 2020年9月開講のTA文献購読会・TAスーパービジョン、翌2021年4月 CESC60周年記念マイク眞木ライブ配信にそれぞれテクニカルスタッフとして携わりました。 2020年4月以降コロナ禍のため、CESCではリアル講座が開催できなくなりました。そこで、笈田理事より以前から構想していたZoomを利用したOnline講座を実行に移したい旨ご相談をいただきました。 ツールは操作性の良さから当時普及し始めたZoomを利用することになり、私を含め友人5人のスタッフと笈田理事で同年夏に数回、講座の模擬練習を実施し、並行してマイクさんライブの計画を練り始めました。 文献購読会では、次第に受講者の皆さんもZoomの設定を理解され、スライドを画面共有で展開しながら議論をし、スーパービジョンではバイザー・バイジーの双方向のやり取りを画面越しに実施しました。 特に繁田千恵先生が新しい仕組みを快く受け入れてくださり、また遠隔でも双方向のやり取りが可能となることを喜んでくださったことが強く印象に残っています。 私は黒子としてTA文献購読会運営に参加しましたが、その内容を聞くにつれ、「ストローク」や「ラケット感情」「ディスカウント」「自我状態」「人生脚本」等が自身や自身の職場にもあることだと気づきました。「門前の小僧」が運営のために受講生の皆さんの声に耳を側立てていたら自然とTAを知り、関係分析のための概念を理解することになったわけです。 スーパービジョンでは、バイザー/バイジー/講師/オーディエンス以外の本来はいないはずの要素としてスタッフがどのように関わるか(介入するべきか否か)という点も、対人援助という観点では学びの大きい事柄でした。 マイクさんのライブでは神保町の会議室をライブハウスとして成り立たせるためリハーサルを数回実施し、優秀なスタッフの創意工夫で開催に漕ぎ着け、マイクさんにも喜んでいただきました。 このようにコロナ禍以降に次々と新たな課題をクリアしていったのは、笈田理事の迅速なご決断があったからだと思います。私自身がそうだったように、カウンセリングの知識技術は社会課題の分析・理解・解決に必要だと思います。引き続きCESCが新しい体制で、その普及に尽力されることを願っております。Onlineクラスと門前の小僧
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