CESC 60周年記念誌「Jump to the furure!」
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30元CESC講師有賀 朋子元CESC講師鈴木 奈保子元CESC講師・事務局員羽山 孝子実感。 転機1:始まりは実家の母からの電話でした。「あなたの住まいの近くに、東京カウンセリング 青山の「東京カウンセリングスクール」に初めて足を運んでから早30年以上の年月が経つ。通いのエンカウンターグループのファシリテーターをしてくれないかと声をかけられたのが始まりだった。 おめでとう! CESC誕生60年。けれど私には、TCS(東京カウンセリングスクール)誕生60年がスクールというところがあるわよ。」と。オイルショックのため大学院に残り、その後子育てを経て娘が小学校に入学した時でした。大学で心理的な問題を抱える人たちと関わり、アルバイトで幼児の教育相談をしていたので、カウンセリングの勉強をしたいと思っていました。 転機2:早速入学し、TCSで4年間学び終えた時、講師の先生からT市教育研究所の教育相談の仕事を紹介されました。並行してTCSの講師・ 学生時代にエンカウンター・グループに出会い、トレーニングを受け、学生のグループのファシリテーターならそこそこ経験していたが、成人のグループのファシリテーターはたぶん初めてだったのではないかと思う。思えば、定年を迎えた年齢の方も含む社会経験の豊富なメンバーの方々が、まだ社会人として経験の浅い青臭いファシリテーターのいるグループによく熱心に毎週通ってくださったものだと思う。今振り返ると、なつかしさとともに冷や汗の出るような思いがこみ上げてくる。 何年かさまざまな仕事をさせていただき、ちょう 私がCESCの母体となるTCSに出会ったのは、1988年、50代の後半。その頃、私の部下に人づき合いのとても苦手な女性がいた。ちょうどその頃、アメリカから入ってきた“カウンセリング”なるものを知り、私は彼女のために、当時、表参道の古いビルの4階にあったTCSを訪ねた。これが私とカウンセリングを結びつけたきっかけであり、同時に笈田育子さんとのつき合いが始まった。 しかし、いきなり山中湖での合宿研修やフォーカシングの研修に参加したものだから、これはいった人生の転機はCESCとともに―CESC創立60周年に寄せて―CESCとの出会い、そしてこれからおめでとうCESCありがとうTCS

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