CESC 60周年記念誌「Jump to the furure!」
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22筑波大学教授沢宮 容子明治大学教授 諸富 祥彦  60年にわたる歴史の中、CESCは多くの人々の心の健康に寄与し、社会に貢献する存在として、多大な功績を築いてきました。CESCの皆様の長年にわたる継続的な取り組みと努力に、深い敬意を表します。 カウンセリングは、人生における悩みや苦しみを抱える人々にとって、心の支えとなるものです。しかしながら、カウンセリングを受けることに対して、いまだに迷ったり、躊躇ったりする人々が少なからず存在することも事実です。そんな中、CESCは、カウンセリングの普及や啓発を積極的に行い、カウンセリングに対する理解を深めることで、より多くの人々が、カウンセリングの恩恵に触れることができるよう尽力されてきました。 さらに、CESCは、カウンセリングを受ける側にとっての安心と信頼の基盤づくりにも取り組んできました。カウンセリングの専門性の向上や、適切な情報提供、倫理的な観点からの指導など、様々な取り組みを重ねてこられたことは、誰しも認めることではないでしょうか。 今後も、CESCがその役割を果たし続けることで、より多くの人々が質の高いカウンセリングに触れることができ、心のサポートを得ることができますよう強く願っています。 笈田先生が代表理事を務められるCESCを、「心のふるさと」のように思っている人は多いのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。感謝の気持ちで胸が一杯です。 CESCのますますのご発展を祈念しております。 おめでとうございます。 カウンセリング教育サポートセンター、CESCの皆様、創立60周年おめでとうございます。 CESC創立60周年おめでとうございます。 60年もの長い間、ある組織が存続するということは、その組織に存続するだけの理由・必然性が存在することを意味しています。 私は、大学2、3年の2年間、表参道の東京カウンセリング・スクールに通いました。たった2年ですが、そこで体験した2年間の体験が、パーソンセンタード・カウンセラーとしての道を歩む大きな礎になっています。 それは一言でいうと、「自分の体験を見つめること」「自分の体験の示す方向性を信じ、それに従って生きること」です。 知的な思考のみではなく、みずからの内臓感覚的な「体験」それ自体の示す方向性こそ、生きる手がかりとして最も信頼するに足るものであることを、 グループ体験や試行カウンセリングの体験の中で学ぶことができました。 個人的には、CESCはパーソンセンタードの東の拠点として、他では代替不可能なある役割を果たすことができると思っています。 それはCESCでなければ果たすことのできない社会的な課題であり、使命であると思います。 微力ながら私もそのメンバーの一人として、できることをしていきたいと思っています。CESC創立60周年を迎えてCESC創立60周年を祝して

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