CESC 60周年記念誌「Jump to the furure!」
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13NPO法人カウンセリング教育サポートセンター監 事 清田 和男 (社会福祉法人職員) CESCで学び始めたのは、約20年前でした。 「どう人とかかわっていくか」ということがわからなくなり、カウンセリングを学んでみようと思ったことがきっかけでした。 学びを進めていけばいくほどわからなくなっていった印象があります。 今、振り返ると、その「ますますわからない」ことがわかったことが良かったように思います。 それまでは、自分の知覚のみで、「これはこうだ」「こうあるべきだ」と決めつけ、それに沿わないと、悶々としていたように思います。 CESCでの学びと出逢い、かかわりから、「人にはたくさんの想いや気持ちがある」、その広くて、深くて、大切な入口に触れさせてもらえるきっかけをいただきました。また、・相手をわかろうとすること。・自分の心を大切にすること。・自分が伝えたいことを伝えようとすること。の大切さを実感しました。 そして、CESCでの学びが土台となり、東日本大震災の折りに一定期間、チームでボランティア活動を継続して行うことができたことは、得難い、貴重な体験でした。また、その際には、CESCで出逢ったたくさんの方々からいろいろな形でのご支援をいただき、とてもありがたかったです。 現在は、千葉県我孫子市で、援農ボランティアに携わり、親切な農家さんと一緒に土や草と野菜と花に親しんでいます。 「反省はするけど後悔はしない」。自分の好きな言葉のひとつです。 その時その時の自分にしっかり向き合い、自分の心を大切にして、自分らしく生きていきたい。 そして、人とかかわり、触れ合うことのよろこびをたくさん感じられることへの感謝とよろこび。 このことを大切に想うことができていることはCESCでの学びと出逢いとかかわりの賜物だと感じています。 CESCゆかりの方々には、今も感謝の気持ちでいっぱいです。CESC創立60周年を迎えて

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